日経ビジネスは2012年10月29日号で、その年を代表する100人を選出しました。
シリーズ
2012年 日経ビジネスが選んだ100人

完結
100回
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平井一夫:「One Sony」は目前に
5年ほど前、バンダイナムコゲームスとソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)でセリウスという共同出資会社を作った。この時、SCEI側の責任者が社長の平井一夫さんだった。
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税所篤快:落ちこぼれの奇跡
偏差値28の足立区の落ちこぼれがバングラデシュで起こした奇跡。
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清宮幸太郎:何年生だい?
清宮幸太郎を初めて見たのは今年7月、全日本選手権の決勝である。彼は東京北砂リーグの「3番・投手」として出場した。13歳の中学1年生ながら身長183cm、体重94kgの偉丈夫。
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河村泰貴:老舗改革という重責
吉野家ホールディングスの河村泰貴社長と事業会社の吉野家の安部修仁社長の新体制は、吉野家が再び輝きを取り戻すための最強の布陣となるだろう。
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久保建英:新時代レフティ
バルセロナのジュニアに、昨年から久保建英という日本の少年がいる。ただ、いるだけではなく、リーグの得点王になり、トーナメントのMVPも取った。
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宮坂学:「爆速」で突き進む
2012年4月3日。初めて宮坂さんに会い、一目ぼれをした。彼と一緒なら何か面白いことができると感じたからだ。その予感はすぐに現実のものとなった。
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峰岸真澄:カリスマ、待望の登板
生得のリーダーである。初めて会ったのは大学時代。互いにサークル活動で多くの学生を率いていた。
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鈴木俊宏:親父越えもしなやかに
軽・小型車の雄、スズキ。鈴木俊宏さんはこの1年半、副社長4人で構成する経営企画委員会の取りまとめ役として、リスク対策など重要課題に取り組んできた。
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山口観弘:ロンドン落選バネに、世界を捉える
9月15日、岐阜長良川スイミングプラザは、新星の登場に沸き上がった。
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野田佳彦:アジア的理想と平等へ
野田首相は「実行」、「責任」、「力強く推進」、「毅然として」、挙げ句の果ては「命を賭ける」とか、仰々しい漢語が好きな古い政治家のひとりである。
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バラク・オバマ:1つのアメリカ、1つの世界
大統領選挙を間近に控える米国。衰えを指摘する声もあるが、影響力は依然として大きい。
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金正恩:踏襲と融和
人物像だけでなく権力継承の推移まで謎に包まれた北朝鮮の指導者・金正恩氏だが、順調に統治者としての地盤を固めつつある。
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李明博:「威厳」の幻想
有能な政治家だ。わが国の昨今の首相と比べて、抜きん出ていると思う。リーマンショックで疲弊した韓国の経済をかなりのところまで再建した。
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習近平:カリスマなき指導者
中国13億人の中から生き残っただけに、敵が少ない政治家に違いない。
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ウラジーミル・プーチン:国境を決する瞬間
2012年3月、大統領に就任する直前のプーチン氏は外国人記者との会見で、柔道用語を使って、興味深いことを語り始めた。
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石井光太:肉球から覗く鋭い爪
男のくたびれたパスポートは、血の臭いがする。密輸麻薬の臭い、少女売春婦の股座の臭い、物乞いの死体の臭い、強姦されて精神を病んだ女の臭い、胎児の死体が転がるゴミ溜めの臭い、数ドルのために噴かれた硝煙の臭い…。
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小松英一郎:大阪人根性で宇宙の謎を解く
「随分と元気な学生だなあ」。これが当時、大学院生だった小松くんの第一印象である。
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豊田章男:「豊田家」という家業
トヨタ自動車工業の創業者豊田喜一郎はエンジニアとしても非凡の才を発揮したが、当時安定していた「繊維」から海のものとも山のものとも知れぬ「自動車」へ手を出した。
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アルベルト・ザッケローニ:妥協許さぬ「公平さ」
ザックを悪く言う人に、私は会ったことがない。華々しい経歴の持ち主である。イタリア・セリエAの監督として、ACミラン、インテル、ユベントスという「ビッグ3」すべてを率いてきた。
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北川智子:知的格闘の挑発
これほど「full contact」な人物に会ったことはありません。この素手でじかに撃ち合う流儀を意味する言葉通り、北川さんは、研究や教育はもちろん、食事からピアノ、スケートまですべてに容赦なく全力投球です。
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従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回