(写真=菅野勝男)

 7月、共同出資会社、BDNAの設立について社長就任直後の守安功社長と議論したことがあった。ソーシャルゲームアプリを開発する共同出資会社に関してはすぐに合意できたが、「社内の手続きがあるので3カ月後をメドに発表しましょう」と言ったところ、「だったらやめましょう」と返された。「カチン」ときたが、「そうだよな」と苦笑いするしかなかった。

 ソーシャルゲームの世界は春にアイデアを出して、秋にサービスを始めるというスピード感で動いている。製品にしても、完全版ではなく、サービスを始めた後に機能を加えていく。昔のゲーム業界はみなそうだった。守安社長の反応を見て、懐かしさを覚えた。

 彼らは今、海外市場への進出を考えている。ソーシャルゲームで培ったスピード感やゲーム運営ノウハウがあれば、海外市場でも戦えるのではないだろうか。同じゲーム業界に身を置くものとして、守安社長とディー・エヌ・エーの飛躍に期待している。