(写真=丸本孝彦)

 僕の母親とJoiの母親が従姉妹で仲が良かったので、僕も子供の頃から彼の自宅によく通っていた。昔から凝り性で多趣味。海外経験が豊富で、趣味の幅も恐ろしく広かった。小中学生の頃は一眼レフカメラや指輪物語のフィギュアを集めたり、僕にDevoやAC/DC、David Bowieのレコードを初めて聴かせてくれたのもJoi。みんながゲームセンターでインベーダーゲームで遊んでいた時代に、中学生のJoiは自宅のパソコンでゲームをプログラミングして遊んでいた。驚きでしたね。

 常に時代の先端を走っている。インターネットやブログも、世間でブームになるもっと前に彼から聞いていて、当時僕はあまりちゃんと理解できなかったけれど、その数年後には彼が話した通りの世の中になった。

 Joiは今年、MITメディアラボの所長に選任された。ここは100ドルパソコンの設計で有名なニコラス・ネグロポンテ教授が設立したIT研究の世界的施設。きっとそこには彼が導いてくれる僕たちの未来があるのだろう。日本人でも米国人でもない「Joi」という不思議な人種。彼がどんな未来を作るのか、僕は今も楽しみにしています。