(写真=ロイター/アフロ)
(写真=ロイター/アフロ)

 15歳で日本代表に選ばれた澤穂希の成長とともに、日本女子サッカーは進化してきたと言っても過言ではない。そして澤も、「日本の女子サッカー発展のために」と戦ってきた。

 澤に憧れたサッカー少女たちが、現代表チームの主軸選手となり、たどり着いた世界一の座。つかんだ栄光はゴールではなく、日本女子サッカーの「栄光のスタート」にしなくてはならない。

 彼女にはそんな覚悟が漂っている。

 日本女子サッカーの競技環境は、決して恵まれたものではない。競技人口もチームも少なく、予算もわずかだ。

 環境を改善するためには、勝利によって注目されることが重要だと澤は考える。しかも継続して結果を残さなければ、一過性で終わってしまう。だからこそ、勝ち続けなければならないのだ。その意味でも、ロンドン五輪でのメダル獲得は果たさなければならない命題だ。この普通なら逃げ出したくなるようなプレッシャーこそが、澤にとっては力に変わる。

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