(写真=Sunny・Chan)

 性別役割分担意識が色濃く残り、女性が生きづらい狭いニッポンを飛び出し、ボーダーレスに活躍する日本女性が増えている。海外に定住しビジネスを行う日本人を「和僑」と呼ぶが、熨斗麻起子はその「女性和僑」の代表だ。

 大学を卒業後、22歳で単身中国に渡り、日本語講師を経て、会社を立ち上げ社長となった。そして、飲料水ビジネスを成功させる。未経験の分野での起業、そして商習慣の違う中国市場での数々の困難を乗り越え、現在は年間130万本を販売、年商1億3000万円クラスの企業に育て上げた。

 中国人従業員約40人を雇用し、代理店170店の経営者はすべて中国人。中国国内での雇用創出や産業振興に貢献する。そのキャリアや高レベルのロールモデル、将来性を評価し、「日経WOMAN」で「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2011」を授与した。

 「ここまで頑張れたのは中国の人々のおかげ」と感謝する熨斗。次には、国境を越えて、中国、韓国、日本、ベトナムなどアジア各国の働く女性たちが連帯できるような、有機的なネットワーク構築も計画中である。