(写真:村田 和聡)

 かつて証券業界でも、画一的に供給を増やせば需要が創出できた。だが時代は変わり、多様化するニーズに応える独創的なビジネスモデルとパッションが求められている。

 その双方を兼ね備えた会社を立ち上げて急成長させている25歳の若者がいると聞いたら、どんなに勇気づけられるか。

 彼は経営者だった両祖父に憧れ、子供の頃から社長になることを意識していた。早稲田大学1年生の時にビジネスプランコンテストに優勝し、翌年には19歳でリブセンスを創業。現在は25歳にして急成長ベンチャー企業の代表。目の玉が飛び出そうな勢いである。

 主力事業の1つである求人情報サイト「ジョブセンス」は、情報掲載時点で広告料が発生していた求人広告業界の常識を打破し、成果報酬型を取り入れた。採用された利用者には「祝い金」を出し、一方で企業に報酬を請求する。全く新しい発想の需要の創造である。

 社名のリブセンスを直訳すると「生きる意味」。村上社長はストイックで無色透明で、力強いパッションを燃やせる稀有な若者だ。株式公開時の最年少社長の記録を破ることを期待する声もあるようだが、彼には上場にとどまらず、様々な分野で活躍し、成長してほしい。