藤本誠之(ふじもとのぶゆき)
SBI証券 投資調査部シニアマーケットアナリスト 関西大学工学部卒。日興證券(現SMBC日興証券)などを経て、2013年7月よりSBI証券投資調査部に所属。

トランプ氏の当選を受けて日経平均株価は一時1000円以上も下げ、9日の終値は1万6251円でした。円相場も1ドル=101円台前半と約1カ月ぶりの高値を付けました。

藤本:直前の調査でヒラリー・クリントン氏の優勢が伝えられていた分だけ、落差は大きくなりました。Brexit(英国のEU離脱)の時と同じく時差のせいで、日本の相場は影響を受けやすい。その点を考慮すると「よくこの程度で済んだな」という印象です。

 (当選が決まった)今が一番不安が高まっている瞬間であり、日経平均もこれ以上は下落しないでしょう。12月の利上げの有無にもよりますが、就任式が行われる来年1月20日までは1万6000~1万7500円の間で動くと思います。就任演説の内容や重要ポストの人事を通じて、「なんだ、フツーの大統領になりそうだな」という安心感が広まれば相場も落ち着きます。