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先生や職員がおもしろい!

 マルチカルチュラルウィークはいかにもAPUらしいイベントですが、制度やイベントだけでは語り尽くせない魅力がいろいろなところに詰まっているのもAPU。

 それは「人のユニークさ」です。教員も職員も学生も、とにかく優秀でおもしろい人が多いのです。

 例えば学生部長を務める清家久美先生が顧問になっている学生たちの勉強会では、一回生がハイデガーについての発表をしていました。僕も招かれて意見を求められ、大学時代に1回しか読んだことのない「存在と時間」を思い出しながら、冷汗もののコメントをしました。

 また、国際経営学部の学部長で経営管理研究科長である大竹敏次先生は、APUが国際認証AACSBを取得する際の中心人物ですが特筆すべきは、ドイツ人、フィリピン人、カナダ人、バングラデシュ生まれのオーストラリア人という4人の副学部長を束ねていること。

 グローバル企業よりもグローバルな人材マネジメントを行っているわけで、僕にはとうてい務まりません。

 事務局長の村上健さんのキャリアもユニークです。若い頃はJICA(国際協力機構)のボランティアの一員としてパラグアイで「野菜栽培の指導」に打ち込み、英語やスペイン語を習得。帰国後はNGOで働いたあと、大分で農業に従事したものの、一念発起して大学職員の道に進んだそうです。

 こうしたキャリアの人間が事務局長を務めることは、あまり一般的ではないでしょう。

 また、この学長日記にも登場した今村正治副学長は、APU愛もキャラクターも強烈ですし、地域貢献と言っては別府の街でよく飲食しています。僕と一緒に食事に行ってもちょっと行くところがあると言って、気付くとどこかへ消えてしまいますしね(笑)。

 もちろん日々の授業や研究についても、多くの若い先生やベテランが、アクティブラーニングなどに正面から取り組んでいます。

 APUというユニークな場に共感して集ってくれた教職員はやはり志のある人が多く、目指すものが明確で教育熱心な人が多い。こうした人材によってAPUは形づくられているのだと日々感じています。

 僕の仕事は、そんな教職員の皆さんが「いい教育」や「いい研究」が伸び伸びと自由にやれる環境をつくること。それが引いては学生に還元されるのです。