出口さんの存在が働く人の目線を上げる

 出口さんがAPUに来てくれて、よかった。正直、想像を超えていました。

 彼が持っている影響力の大きさには、いまだに驚かされますし、とにかくAPUのために全力投球で頭が下がります。

 自分で授業を見に行き(学生も驚いていました)、大小さまざまな意思決定をしながら、来客対応もする。「知ってもらうことがトップの仕事」と言っては、可能な限り講演会のお声掛けに応じて、多い日には1日数回の講演をこなし、SNS(交流サイト)で発信し、メディアの取材にも快く応じて、広報活動に勤しむ。

 APUの参考になりそうな学校や組織があれば、すぐに現地に飛ぶ――。

 誰よりも働いている70歳の背中を見ていたら、僕も「疲れた」なんて言えません(笑)。彼の姿を目にすることで、教員や職員の意識もこれからどんどん変わっていくと思います。

 働いている人間、属している学生の目線も自然と上がる。自信を持つ。これは数値化できない効果ですが、きわめて大きいと思いますね。

 チャーミングであり、偉大なる素人であり、しかも誰よりも働き者な学長がやってきたAPU。2020年の開学20周年に向け、ずいぶん騒がしくなってきています。

(構成/田中裕子)