(撮影:竹井俊晴)

 2018年3月上旬。学校法人立命館グループの2つの高校の卒業式と、立命館アジア太平洋大学(APU)の卒業式に参列しました。

 皆さん、晴れ晴れとした顔をしたり、涙を流したり。APUの卒業式では海外の卒業式のように、みんなで一斉に帽子を投げる姿は、とても素敵なものでしたね。

2018年3月の卒業式の様子。卒業生が一斉に帽子を投げる様子が印象的でした

 実を言うと、僕自身は全共闘世代ということもあり、大学の卒業式には参列していません。事務所に卒業証書をもらいにいっただけでした。そんな僕が、これから年に2回(APUは春入学、秋入学を実施しています)の卒業式で学生たちにはなむけの言葉を贈ることになるなんて、ちょっと不思議な感じがしています。

 

 また、2018年1月からスタートしたAPUに関するブリーフィングでは、教育について、さまざまなことを勉強させてもらっています。

 知らなかったことをゼロから学ぶのは、何歳になろうと純粋に楽しいものですね。金融関係の法律はたいてい理解していても、「教育基本法」や「学校教育法」「大学設置基準」などは、今までの人生では触れたこともありませんでしたからね。

 前回(「僕が立命館アジア太平洋大学の学長に就いたわけ」)は、僕が一体どのような経緯でAPUの学長を務めることになったのかということを話しました。

 決して教育に対する高い志を持っていたわけではなく、流れに身を任せて新たなフィールドにチャレンジすることになったという、身も蓋もない話だったかもしれません。

 学長就任が発表された時、周りの人の反応はさまざまでした。仲の良い友人は、「また出口が新しいことを始めたのか」と面白がってくれましたが、ほとんどの人は「古希での異業種への転身」ということに驚いたようです。