2016年7月10日に実施される参議院選挙で、初めて10代が選挙権を得る。18歳、19歳の彼らは、選挙権を得たことをどう考え、どう行動するのか。新しい「有権者」の今を探る。
撮影:鈴木 愛子

 参院選に行くかどうかはまだ決めていません。当日はサッカーの部活があるかもしれないので、行けるかどうか分かりません。期日前投票というのも聞いたことがありますが、いつどこでやっているかというのも今はまだ積極的に調べていないので、よく分かりません。

 ただ、昔からなぜか父親に「大人になったら選挙には絶対行け」と言われていました。当然、今回選挙権を持つようになったので「行きなさい」と。なので、何とか時間を作っていければいいなとは思っています。

 自分たちの世代が選挙権を持つと聞いた時は、「へーそうなんだ」くらいの気持ちでした。「よし!俺らの出番だ!投票に行こう!」だなんてまったく思わなかった。

 少しずつ気持ちが変わったのは、授業の影響です。選択授業で「政治経済」を取っていますが、授業で議論をすることで興味がわき始めました。授業では、Twitterを使って候補者や政党のことを調べたり、Youtubeも見たりしましたね。

 新聞やネットのニュースは「分かっている人」に対しての情報なので、ちょっと「選挙初心者」の僕らには難しいです。もっと分かりやすく、手に届きやすい情報があるといいのにと思います。授業で配られた池上彰さんの選挙の説明は分かりやすかったように記憶しています。

 学校では、模擬投票もありました。目の前で候補者に扮した人の演説を聞き、実際に投票する授業です。授業や先生から配られる新聞記事などで、自分が選挙に行かないことは、これからの僕らの社会を「人任せ」にすることになると教えられました。そう聞くとさすがに「それはやばい、いかなきゃ」と思いましたね。

 有権者になるということは、自分自身に責任を持つことだと思っています。大人への一歩っていうか……。

 暇な時にグーグルアースで世界中を「飛び回る」のが好きです。両親がダイビングのライセンスを持っていて、いつも2人で楽しそうに旅行に行っています。僕と妹はいつも留守番です(笑)。「大学受かって、バイトして、お金貯めたら一緒においで(笑)」と言われているので、頑張ってお金ためて、一緒に行きたいですね。家族みんなでダイビングしたいです。

(構成:染原 睦美)