ドライアイと花粉症の関係は密接

 最近の研究からこのドライアイと花粉症の関係に注目が集まっています。実は、これらの症状は非常に似通っている部分があります。花粉症と思っていた目のかゆみが、実はドライアイによるものかもしれません。あるいは、ドライアイの異物感の原因は、花粉症のせいかもしれません。

 最近の研究ではまた、涙液減少性のドライアイでは目に入ってきた花粉などの異物を涙で洗い流すことができず、花粉が目の表面に長くとどまることで、炎症を起こしやすくなるということが分かりました。

 花粉症によるアレルギー性結膜炎では、結膜に炎症が起こると涙の成分が変化し、涙を目の表面に保てなくなり、ドライアイが悪化してしまうこともあるのです。

 ドライアイと花粉症によるアレルギー性結膜炎は、ともに目の表面のバリア機構を破綻させます。ドライアイによって目の表面のバリア機構が破綻すれば、花粉症によるアレルギー性結膜炎の原因となります。また、花粉症によるアレルギー性結膜炎によって目の表面のバリア機構が破綻すれば、涙の膜を目の表面に維持できなくなり、ドライアイを発症します。

 つまり、ドライアイと花粉症によるアレルギー性結膜炎は、お互いの症状が悪化の原因になるのです。併発すれば、悪化のスパイラルに陥りかねません。

 これに対しては、ドライアイと花粉症によるアレルギー性結膜炎に対する治療をしっかりとするしかありません。悪化する前に、眼科へ行くのです。

 ドライアイと花粉症は生産性に大きく影響を及ぼします。忙しいビジネスパーソンこそ、目に違和感があれば、すぐに病院で受診し、ケアをすることで、生産性を高めるべきなのです。