ドライアイの場合、191~208日の間、症状をもちながら仕事をしているといわれています。その結果、集中力の低下や仕事の効率性が低下するのは言うまでもありません。

 米国の研究での算出では、1人平均1万1300ドルの仕事能率の低下で、米国全体で5億5400ドルの損失があるそうです。

 このように、ドライアイは多くの経済損失をもたらすのです。

花粉症による生産性低下で約2860億円の経済的損失

 日本で3000万人が罹患するとされる花粉症。まさに国民病と言っても過言ではありませんが、目のかゆみやくしゃみによって生産性が低下するのは想像しやすいと思います。

 第一生命経済研究所は、花粉症が原因で外出を控えることによって個人消費が約7500億円減少するとの試算を発表しています。また、2000年に科学技術庁が発表した調査によれば、医療費や労働効率の低下による経済的損失は約2860億円というデータもあります。

 現在、2000年当時よりも患者が増えていることを考慮すると、3000億円を超えている可能性もあるともいわれています。

 このようにドライアイや花粉症は多くの直接経費を生じるばかりか、それに伴い、生産性や集中力の低下により、多くの間接経費を生み出します。

 しかし、これらは点眼や予防行動、生活習慣の改善により、症状の悪化や発症を防ぐことができるはずです。