今年もそろそろお仕舞いですね、お勧めの限定天丼! といういつものパターンとちょっと変えて、年越しのお話からいきましょう。

 創業からしばらくは、てんやは大晦日はランチでおしまいにして、店内を清掃して「それでは、よいお年を!」だったのですが、「大晦日におそば屋さんは大繁盛していて、そのおそばにはたいてい天ぷらが載っているじゃないか?」と気づいた社員がいたんです。じゃあ、我々もやってみるかとおそるおそる、「年越し天ぷら」を売り出したら、これが大当たりになりました。「おそばだけだと寂しいね、華やかさも欲しいよね」と、天ぷらを注文する方がいっぱいいるのに、大晦日に売れるのは「年越しそば」と思い込んで、チャンスを見逃していたんですね。

 今では、大晦日はてんやで天ぷらが1年で一番売れる日になっています。10万パック(2~4人前)以上出ますから、おそらく30万から40万人くらいの方が、てんやの天ぷらを召し上がって年越しを迎えられるのでしょう。

 今年の「年越し天ぷら」のパック(夢・寿)の海老天は、特別に天然大海老を使っています。年明けはこの天然大海老を使った新春天丼も出ます。天丼一杯500円のてんやで、1本500円という、当店きっての高級品、味ももちろん最高です。今年の〆に、来年の年明けに、ぜひご賞味ください。

 さて、今年最後の回、何で〆ようかいろいろ考えましたけれど、ものすごく「当たり前」の話をさせていただこうと思います。「一流になる2つのコツ」について、です。

 「一流になる2つのコツ」は、私の得意ネタでして、月一の店長会議なんかで使っております。眠そうな人も、これを言うと「ん?」と目を覚ましてくれる、引きは抜群のお話です。で、答えはといいますと、アホみたいで恐縮なんですが…分かります?

さて、答えは…

 なんと、これ、答えは、「コツコツとやる」。
 え、もうひとつは? いえ、これが全てです。ほら、「コツコツ」で2つのコツ。

 ダジャレみたい、といいますか、本当に言葉としては語呂合わせなんですが、でも、改めて考えてみると、「事を成した人」は、たいてい、「自分は天才でも何でもない。ずっと積み重ねてきたら、かくかくのことが出来たのだ」、と言いますよね。

 世の中になかったビジネス、世界の誰もやってのけたことがない実績や作品、そういったことを成した人が、積み重ねで到達したのだとしたら、我々の仕事でもそれが通用しないわけはない。全ての人が一流になれるチャンスはある。そのポイントはコツコツとやることなんだよ。というわけです。

 「そんなことは分かっているよ」と、おっしゃる方も多いと思います。実際、成功した人が語る「積み重ね」の話を一度や二度は読んだり聞いたこともあるはずです。そういう意味では「当たり前」です。だったら、事を成すほぼ唯一の道と知りながら、なぜそれを自分でやるのが「しんどい」と思えてしまうんでしょうか。