シリーズ
てんや社長の「めしばな奮闘記」

完結
12回
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ベタでも、野暮でも、それが我らの生きる道
王道も王道、東京の下町の老舗天丼屋の天丼の再現にチャレンジすることがありました。その老舗のご主人が目の前で揚げた通りに我々が天ぷらを揚げて、ご主人に食べていただく、という機会でした。
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てんや、海外で「てんやわんやですよ」
てんやはいまタイに5店舗、インドネシア3店舗、フィリピン6店舗。それぞれの市場で受け入れてもらうために、どんな工夫とどんな苦労があるのか。タイの1号店から海外を担当している、青木宣行海外FC部長に来てもらいました。
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「海老なしの天丼って、あり? なし?」
「ちょい飲み」なんて素敵な言葉が流行っていますけれど、「てんや」はけっこう早くからやっているんですよ。2013年、私がてんやに来て1年経つあたりでしたでしょうか。ブームの“ちょい”前に始めています。
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“クレーム一番店”の店長が社長賞を取った理由
2014年、上野店はてんやの中で「もっとも苦情が多い店」という、不名誉な記録を持っていました。お客様がたいへん多くいらっしゃる店で、それゆえに接客で細かいミスが発生しがちだったのです。
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「一流になる2つのコツ」をお教えしましょう
さて、今年最後の回、何で〆ようかいろいろ考えましたけれど、ものすごく「当たり前」の話をさせていただこうと思います。「一流になる2つのコツ」について、です。私の得意ネタでして、月一の店長会議なんかで使っております。
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「てんや」がどんどん元気になった理由
外食は、といいますか当時の日本企業は、この暗い世情の中で、どちらかというと「我慢せよ」「脇を締めていけ」と、やりたいことをやる、というよりは、縮んで冬をやり過ごそうという構えだったと思います。てんやもそうでした。
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「マック」と「てんや」の意外な関係
江頭ファウンダーはお昼などに、秘書にハンバーガーを買いに行かせて、コーラを飲んでポテトを食べて、設計図に目を通しながら「世が世なら、僕がマクドナルドをやっていたんだ」と言っていたものです。
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食べ放題で「イチゴは5粒まで」はありですか?
ご感想を読んでいると「イチゴ」についての要望がいくつか見つかりました。「春になるとイチゴを食べたくなるが、シズラーのサラダバーにはない。残念だ」と。シズラーの責任者に聞いてみると、一言「高いんです」。
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「部下が指示を忘れる?」降格で知るその理由
今回はサラリーマンだったら誰でも平静ではいられない「降格」のお話をしましょう。もちろん、自分自身のことです。感覚的には「二段階降格」ですね。これまでの後輩が上司になっていたりもするわけです。
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職人・江頭ファウンダーの“丁稚”として学んだこと
ひいひい言いながらだんだんと鹿児島の店が評判になり、実績も上がってきたので、江頭ファウンダーが視察に来ることになったんですね。彼は自分のジャガーで福岡からやってきて、駐車場に停めて、すたすたと歩いてドアを開ける。入り口で…
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「あなた、とんでもない場所に出店しましたね」
詳しくは申し上げられませんが、飲食店をやるにはなかなか厳しい場所でした。ええ、もちろん、そちらが私の担当する店です(笑)。地元の老舗優良企業の方にご挨拶に行くと「あなた、とんでもないところにお店を出しましたね」と言われま…
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新米店長の“ヒサン”な思い出、話します
新店舗の店長というのは、大変だけど名誉ある大役なんです。オープニングを任せるということは、実力があったりキャリアがあったりとか、そういう人のステップの1つなんです。ところが、私なんか既存店の店長になって半年です。
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全8回