大事なのは「仲間とのリアルタイムの情報シェア」

 ノートも手帳も持たない私が唯一、メモ代わりに重用しているものがあります。ホワイトボードです(冒頭の写真を参照)。

 ノートや手帳が記憶をとどめるための道具なのに対して、ホワイトボードは仲間と情報を共有しながら考えるためのもの。私はホワイトボードを使う頻度がめちゃくちゃ高く、会議、打ち合わせ、プレゼンテーションなど、人が集まるありとあらゆる機会にホワイトボードを利用します。東京・港区に構えたMistletoeの新しいオフィスは壁全体をホワイトボードに仕立てたほどです。

 ホワイトボードに書くのは私の役割です。あらかじめ資料をつくってあったとしても、それは参加者に見せず、その場で私がホワイトボードに書いて示します。矢印を使ってチャートにしたり、イラストを加えたり。視覚に訴えかけ、参加者が頭にイメージを浮かべられるようにすることを意識しています。

 ホワイトボードの良さは、参加者の発想、気づき、論理などをリアルタイムで共有できること。ホワイトボードにストーリーやプロットを描くと、その場にいる全員の頭の中で情報が整理され、問題意識がシンクロします。

 「大事なのはここだと思うんだよね」と指摘した時には自然にすっとその一点にフォーカスが集まる。こういう時間と過程を共有することが、実のある議論を実現し、新鮮なアイデアを生み出す助けになります。

 Mistletoeではホワイトボードを使った議論がそのまま新規ビジネスの経営戦略や画期的な新製品開発のロードマップに発展していくことがあります。ホワイトボードはMistletoeにおいてイノベーション創出の最前線ツールなのです。