中谷:なぜトップアスリートがあんな大きな契約金、例えばネイマールになぜあの金額を出すか。それは集客できるから。集客ができたら採算が合うんですよ、何倍でも採算が合うから。ネイマールはお金を持っている必要はないですよ。これは転職のときもそうで、私は貯金がいくらありますと言っても採用にならないです。関係ないし、そんなものは。

 あなたはどんな能力があるのと言ったら、いや、クリスティアーノ・ロナウドにいつでも連絡取れます。今、電話をしましょうかと言ったら、そっちの方を採用するよね。

 だからお金を持っていたら、あらゆる兌換性があるというのは間違いです。お金は兌換性が極めて低い、付加価値を生まない。人脈だとか、勉強して能力を付けるとか、そういうことにお金を使わなければいけない。でもお金は何にでも換えられるから、お金で持っておくのが間違いないという考え方が、お金に対しての解釈の間違いですね。例えば華僑の中になかなか会えないような大物がいて、何か仕事を頼もうと思うときというのは、お金を持っているかどうかなんかは関係ないですよね。

大城:関係ないですね。

中谷:だって向こうはもう持っているんだから。

 私はいくら出しますからと言ったって、いらない、そんなけちくさいの。だって向こうは持っているんだから。それを使ってくれる人を探しているわけだから。

大城:そうですね。

中谷:接待しますって。いらないよ、貧乏くさい接待と言われちゃうから。

勉強するなら痛いぐらい投資しろ

大城:ありがとうございます。話は尽きないのですが、最後に一つ。読者の方には生産性が上がらないといって悩んでいる方が多いと思うのですが、何か方法はないでしょうか。

中谷:生産性を上げるには勉強しかないです。勉強にはお金が掛かります。投資をしないとだめです。

大城:おっしゃる通りです。

中谷:そして痛いぐらいの金額をかけないと投資とは言えないですね。可能な範囲での金額では、それを投資と言わないね。投資というのは痛いぐらいの金額じゃないと。

大城:本を買って勉強しようとかって全然だめですね。

中谷:それじゃ、余ったお金でやっているだけです。余ったお金じゃない。

大城:そうですね。

中谷:そう考えたら本とかは、ちゃんちゃらおかしいという世界です。図書館を丸ごと買ったらどうみたいな。経営で苦しんでいる図書館は今いっぱいあるから。

大城:それはまた大胆ですね…。