誰にでも「やりたいこと」はある

 会社は社会の公器か、ということをここでは論じませんが、会社がそこに所属する人やその組織の関係者たちにとって、ある種の社会であることは間違いのない事実です。そして、そのある種の社会に皆が希望して飛び込んできたことも忘れてはいけません。

 第一希望かどうかは別として、履歴書を書き、面接を受けて、頭を下げて入社してきたはずです、大半の人が。

 ですから、その根底にはその会社で「やりたい」ことがあるはずです。できることの消去法で今所属している会社を選んだ人も中にはいるでしょうが、そのような人にもやりたいことは、必ずあります。

 そうです、そのやりたいことにフォーカスするのが、華僑流のマネジメント術、チームビルディング術なのです。

 できる人や順調な人でも苦しんでいる人が多く見受けられます。理由は簡単、できることやできるであろうこと、期待とアウトプットという重責が毎日のように降り注いでいるのですから、当たり前といえば当たり前の話です。

 誰しも好きなことややりたいことであれば、寝なくとも平気とまではいかないまでも、必要以上に休憩を求めたり、それが原因で辛くなったりすることはないのではないでしょうか?

 大好きな小説や映画を寝る前にちょっとだけ見ようとしたら、気が付いたら外が明るくなっていた、大好きなゴルフがある日は目覚ましをかけなくても自然に目が覚める、激務が続いているときは階段を上がるのも一苦労なのに、趣味のテニスでは自分の体力の限界がきていてもダッシュができてしまう、などの経験は誰にでもあるはずです。

 そうです、やりたいことであれば、ストレスと無縁でいられるのです。

「できる」と言われれば待つしかないが…

 会社でやりたいことばかり主張するなんて、それは子供じみたわがままだよ、という声が聞こえてきそうですが、マネジメント側に立てば話は別です。部下がやりたいことに近づける、部下がやりたいと感じる、といった状態が作れることも、できるマネジメントの要件の1つになってくるのはお分かりいただけると思います。