わかりやすい例でお話しいたします。最近はやりのミニマムライフや片付けブームを思い出して下さい。実践した事がある人はよくお分かりだと思いますが、持っているモノを減らすということは整理整頓や取捨選択が伴いますので非常に面倒なことですし、「どうしてこんなものを買ってしまったのだろう」「これを捨てるのはもったいない」など嫌な気分になるものです。ですが、ブームになるくらいですから、皆がやっていることです。ミニマムライフや片付けをしても、沢山の人がすでにやっていることですので、それをやったからといって、人より頭1つ抜きん出る事はできません。

 ではどうすればいいのか。持ち物をミニマムにしましょう、ということであれば、そもそもいらないものを買わない習慣を身につけておけばいいのですね。余分なモノが増える原因に、ついで買いとバーゲンがあります。コンビニにでかけるときに、買うものリストをあなたは作っているでしょうか? あなたの周りの人はいちいちそんな面倒なことをしているでしょうか? おそらく「NO」です。コンビニに行くのに、わざわざ買うものリストを作るなんて面倒ですし、そんな自分が嫌になるかもしれませんが、みんながしていない抜きん出る方法に合致しています。

 これであなたはコンビニでついで買いをすることなく、今までよりも短時間でダイエットや財布にも優しい行動ができるようになります。毎日コンビニに10分立ち寄っていたのが5分に短縮されたら、1カ月で150分が短縮されたことになります。コンビニ以外の買い物や仕事などにもこれを取り入れてみて下さい。

 仕事であれば、朝一番、昼一番、夕方と3回やる事リストを作成し、1時間ごとや30分ごとに行動記録をつける、それだけです。やる事リストまではやりますが、自分の使った時間を見直すことは面倒で嫌なことですので、多くの人はこれをしません。

 次にバーゲンです。世界広しといえども日本人ほどバーゲン好きはいない、と言われています。通常よりも安く買えるのですから嬉しくなる気持ちはわかりますが、それは果たして欲しかったものを安く買っているのでしょうか? 正しい行動は欲しいモノをバーゲンのときに買う、というものですが、大半の人は、バーゲンの時に買い物にでかけ、そこで欲しいモノを探す、という行動になっています。お店にとっては在庫処分ですから非常にいいお客さんではありますが“ずるゆるマスター”への道とは正反対です。

 この「バーゲンで買わない」という行動も、普段から時間を見つけてコストパフォーマンスの高い商品を探す面倒臭さと引き換えることであり、バーゲンにつきあわないことで配偶者や友人、恋人に嫌みを言われるかもしれませんので、あまりみんながしないことです。

「みんなと同じ=普通」でないことを探す

 次に(2)をみてみましょう。みんなと違う思考・行動を身につけるには 、とにかく「普通」を避けることです。

 赤信号みんなで渡れば怖くない、という人は多いのではないでしょうか? 本当でしょうか? 歩行者であっても道交法違反ですし、そこに万が一車が突っ込んで来て痛い目にあうのは赤信号を渡っている人たちです。