ショー会場の構成を見ていくと、AirVenture Oshkoshというイベントの性格が見えてくる。会場のウィットマン空港は南北に走る2500mの主滑走路を含む4本の滑走路を持つ、主として自家用機が使用している空港であり、航空会社の定期路線はない。しかし日本の感覚で見るとかなり広い。沖合いに拡張する以前、1980年頃の羽田空港ほどの広さがあるというと、その規模が分かってもらえるだろうか。
ショーの花形、ヴィンテージ
ショー会場はウィットマン空港敷地をほぼ4つに分けて使用している。主滑走路に沿ってもっとも南側から半ばほどまでの広いエリアを占めるのが「ヴィンテージ」。これは第一次世界大戦の頃の機体(新たに再製作した機体も含まれる)から、1960年代の軽飛行機までかなり幅の広い「昔の自家用機ないしは自家用で使える機体」のエリアである。

ヴィンテージのエリアに重なるようにして配置されているのが「ウルトラライト」。つまり、米航空法規においてウルトラライト(日本では「超軽量動力機」)と区分される、軽量で低速で飛ぶ飛行機のエリアだ。

ヴィンテージの北側に拡がるのが「ホームビルト」。キットや自分の設計で製作した自作機のエリアである。

さらにその北側には、第二次世界大戦やその後のウォーバーズのエリアが拡がる。
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