でも最後はバフェット氏が勝つんです

居林:ええ。悪くないシチュエーションです。まとめておきますと、このところ悪い材料が続き、いくつかは本質的、構造的なので、政治リスクと片付けられないため、全体に弱気が支配していました。その後、プラスマイナス両方に材料が積もり、ネガティブのほうのいくつかは、政治的なもので短期の解決が予想できるようになってきた。海外投資家の売り越しが7.4兆円あることを考えれば、少なくとも戻る可能性の方が高い。(グラフの赤青線の)ギャップくらいとれるかもしれません。投資家としては腕の見せ所ですね。ひとつ警告するとしたら、すでに一度上昇した主要銘柄には、わたしなら目を向けません。

なぜですか。

居林:去年も今年も、ある一定のグロース株に資金が集中していたからです。これは日本も米国でも同じです。

居林さんはウォーレン・バフェット的な、バリュー投資のほうに好意的ですよね。

居林:昨日(8月26日)の日経に、“バフェットの苦戦”が指摘されていました。バフェットが信奉するバリュー株、年率配当の高い株が不人気で、PER100倍の株が買われている。個人的には、世の中というか、投資がパッシブ化しているからだと思うんですが、これは市場のゆがみを生みます。いずれバフェットは必ず復活する、と私は信じて……いや、余談でした。ともかく、他の投資家が熱狂しているテーマだから、とか、去年人気だった株が安くなったから、という買い方より、長期的に成長する業界や事業を見抜いて、投資するほうがいいんじゃないかと思っています。

次回も市場が動かなければ、そんなお話も聞かせて下さい。