居林:はい(笑)。日銀は基本的に買う一方ですが、海外投資家は今年3月に、これまで買い越してきた14兆円の半分、7兆円分を売っています。基本的に「売りすぎ」ですので、戻る余地がある。過去もそういうことが2回(2016年3月と2018年3月)ありました。

 ですから、短期的な上昇を狙うチャンスはあるかな、と思っています。

ポップアップしそう、ただし短期戦で

 第一は、トルコショックの解消です。これはトランプ政権とエルドアン政権が引き起こした政治問題です。トルコの貿易収支は米国に対して赤字なんですから、米国が「関税を上げるぞ」と脅かす理由が本来はない。近々片が付く可能性があります。。例えば今晩、もしトルコで司祭が解放されて、それで米国の関税が元に戻ったら、株価は懸念が払しょくされて上昇すると思います。一度限りのチャンスですが。

なるほど。

居林:もうひとつは、先ほどお話ししたように、中国の景気対策がはっきりしてくれば、膠着状態を生み出していたバランスが強気側に傾くからです。金融システム崩壊→世界に連鎖、という恐怖感が薄れることで、世界の株価はすくなくとも一度はポップアップする可能性が、そうですね、6:4か7:3で「あり」と思います。

おお。

居林:ただし、短期戦です。不安要素が消えるわけじゃない。いったん強気側に傾く可能性が強い、というだけで、なにかあれば簡単にバランスは戻ったり、弱気に触れるでしょう。ですから、降りる準備をして、乗る。ヒットアンドアウェイをお勧めします。

具体的な目安としては?

居林:今年の3月の日経平均の下値は2万766円。ここまでは下がらないでしょうし、もし下がったら、ごめんなさい、買って下さい、というところです。上値は2万4124円でしたが、瞬間値では超えるかもしれません。

下値が限定的で、投資しやすい状況とも言えますか。