ツイッターでの自殺願望者は今もゴロゴロいる

 私もツイッターは使っています。そこで、試しに「死にたい」や「自殺願望」でツイッター内を検索してみました。すると驚くべきことに、あの事件が起きたあとでも、かなりの頻度で本気度の高い書き込みがありました。

 いたずらの可能性もありますが、ここに載せた以外にも多数の「死にたい」発言が見られました。このように、事件後の現在でも自殺願望者をツイッターで見つけるのはそれほど難しくありません。そしてツイッターでは他人に見られることなく直接メールを送り合うやりとりが可能なので、コンタクトを取り、会うこともそれほど難しくないのです。

 「いやいやそうは言っても、知らない人とツイッターだけで知り合って会うことは無いだろう」とお思いの方。そんなことはありません。今の若者は、ネット上だけでのつながりから実際に会うことは実に簡単にやっています。学校ではそういうことをしないよう指導しているそうですが、残念ながら心理的ハードルは低く、若者は見知らぬ人とかなり簡単に出会っているようです。

 このような状況ですから、容疑者は比較的容易に「死にたい」という若者と会っていったのでしょう。

遺体の処理なんて素人にはできません

 第2の違和感、それは遺体の処理は一人で実に「手際よく」行われたという点。

 これについての詳述は避けますが、医師としてはっきり言っておきます。人間の体を処理するという行為はかなり大変で、体の構造をよく知っているか、別の要素がないととてもではありませんができません。人間の皮膚や骨は大変に頑丈ですし、その体液や消化管の内容物、血液などをうまく処理するのは至難の技です。報道によると、容疑者は被害者の頭部と200本の骨を保存していたようです。頭部だけを外すのは大変ですし、骨だけにするのもかなり難しい技術が必要になります。やり方によっては腐敗を起こしますから、匂いでアパート住民などから通報があり事件がもっと早く発覚することになったでしょう。

 別の要素と言ったのは、そこに快楽が介在していた場合です。本件が「快楽殺人」であった場合、犯人はその行為を楽しむことがありますから、一人で行うことは可能ですし上達もするかもしれません。想像もしたくありませんが。

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