こんにちは、中山祐次郎です。

 こちら東北では連日暑く、いつ梅雨が終わったのかと思うほどの日が続いています。気象庁のホームページを見ると、私のいる東北南部の梅雨明けは毎年7月25日ごろ。今年の関東では19日に明けたそうですから、ちょっと遅れるようです。

 郡山は周囲を山に囲まれた盆地ですから、とっても暑い。「こりゃ東京より暑いな」と思っていました。しかし先日東京から来た友人が言うには「郡山の方がずっと涼しい」んだそうです。確かに最高気温を比べてみると、こちらは最高30度くらいなのに対して東京はだいたい33~35度。なんと5度近く違うのですね。住んでしまうと分からないものですね。

 さて先日、研究会で札幌に行ってきました。行程を立てて気づいたのですが、実は郡山から札幌はとても遠いのです。こんな具合です。

  1. 郡山駅から新幹線「やまびこ」で仙台駅へ (2駅、38分)
  2. 仙台駅から仙台空港駅に電車で (7駅、24分)
  3. 仙台空港から飛行機で新千歳空港へ (1区間、1時間10分)
  4. 新千歳空港から札幌駅まで電車で (6駅、37分)
仙台空港。札幌行きは小さな飛行機でした

 実に5時間の旅でした。しかし、飛行機を使わないとどうなるかというと……なんと、7時間以上もかかってしまうのですね。これでは東京から札幌にいく方がはるかに速い。地方都市に移住すると、他の都市に移動するのが大変だということを発見しました。

外科教育はまだまだマイナー

 そんな大変な思いをして行った札幌に着いたのは、ある土曜の午後4時。郡山で朝7時から自分の担当患者さんを診てから行ったので、仕方がありません。大急ぎで札幌駅からタクシーに乗り込み、研究会会場である札幌市教育文化会館へ。駅から10分くらいで着きました。

 私が参加したのは「外科教育研究会」という、外科医をどう育てるか、どう教育するかを議論する研究会。詳しくは書きませんが、外科医の教育はもともと「根性」と「気合い」の完全徒弟制で行われていました。それをいかに科学的に、そして効率よく、さらに楽しくできるかということをディスカッションします。

 非常に残念ですが、外科教育という分野はまだまだマイナーで、この会を作られた北海道大学の先生は以前、「外科教育をやりたい」と考えて人に話したところ、全く相手にされなかったとか。そこで留学先の海外で「外科教育を専門的に学びたい」と言ったら「素晴らしい」と言われ、学んだそうです。

 今、日本で外科医はどんどん減っています。そりゃ給料が少なくて休みがなくて、極めて厳しい修行が必要なのですから、現代の若者の感覚にとってみれば当然のこと。しかしこの「極めて厳しい修行」部分だけでも変わったら、外科医を志望する人が増えてくれるかもしれません。私は以前より外科医の教育に興味を持っていたので、参加し議論をしてきたのです。

 夜はその領域のトップランナーたちとの宴席です。7月にもかかわらず鍋料理が出たのは北海道だからでしょうか。しかしとても美味しく、たくさんの出会いがあって豊潤な時間でした。やっぱり人間、会わなければダメですね。

海鮮モノの鍋、夏食べてもおいしい!

 往復10時間、交通費宿泊費は10万円かかりましたが、行った甲斐がありました。翌日の昼には名物スープカレーをいただいて、郡山に帰ったのは22時を回っておりました。いや、しかし美味しかった。

札幌駅で食べたスープカレー、夏野菜がいい感じ