着弾しても、諦めない

 もし近くに着弾して怪我を負ってしまったら。諦めてはいけません。とにかく119番通報し、自分の場所を伝えてください。爆傷の程度と救助タイミングによっては助かる可能性があります。

 というのは、ミサイル攻撃で「都市機能が全てマヒしてしまうところまではいかない」(防衛関係者)からです。ミサイル1発の被害範囲はそれほど大きくはなく、仮に数百発来たとしても都市は壊滅しないと見られています。

 東京であれば病院はたくさんありますし、爆傷患者を受け入れられる3次指定救急救命センターを持つ病院はいくつもあります。東京がダメでも近隣の県からヘリを飛ばして搬送するという方法もあります。

 私からは2つだけ、もしもの時のアドバイスを。
1. 出血した場合、そこを強く手で押さえて止血する
2. 何かが体に深く刺さってしまった場合は、それを抜かない

 これらを実行して悪いことは起きません。出血のほとんどは「圧迫止血」といって、ぎゅっと押さえていれば止まります。体に刺さってしまった場合、抜くと大出血し死亡する危険があります。とても長いものだったら途中で切るのはアリです。

もしミサイルに核やサリンが搭載されていたら?

 もしミサイルに核やサリンが搭載されていたら、どうすればいいのでしょうか。

 これは大変重要な問題で、核弾頭/サリン弾頭などであれば被弾のダメージは数百倍にもなり得ますし、防御策がかなり取りづらくなります。

 そこで気になるのは「北朝鮮はミサイルに核弾頭やサリン弾頭を搭載する技術はあるのか?」という点。

 防衛白書を読んで私なりに解釈したところをまとめると、次のようになります。

 「核弾頭については、小型化は簡単でないが、北朝鮮はこれまで5回の核実験をしており、現在は小型化できている可能性はあり得ます。また、サリンなどの化学兵器について、北朝鮮は相当量の化学剤を保有しているとみられます。化学兵器を弾頭化することは技術的には難しいものの、北朝鮮がその能力を保有している可能性もあります」

 また、先の防衛関係者は「核弾頭については保有している可能性がかなり高まっている。化学弾頭も保有できている可能性は否定できない」と言っていました。

 残念ですが、核や化学兵器への対策までは本稿では扱いませんでした。なぜなら私も分からないからです。

 いかがでしたか。長い記事でしたが、かなり現実に即した話を書いたつもりです。ではまた次回。