帰り道に居眠り運転をしかける。危ない危ない

 ほぼ24時間のぶっ通し勤務。バタバタと訳の分からぬまま初日は終わり、帰宅の途につきました。

 住まいは、病院が借り上げているマンションです。そこまでは車で40分ほど。本当はそんなにかからないはずなのですが、国道6号線(地元では「ロッコク」と呼ばれています)は震災復興関連作業員の方などの車で、大いに渋滞するのです。このことは以前、ダンシング理事長(詳しくは前回参照)に聞いて知っていました。

福島の朝はこんな風にいつも良く晴れている

 沿道に建物がほとんど無く、真っ暗な中に浮かび上がる赤いテールランプの列。思わず「きれいね」と言いそうになった私(そんな歌、ありましたよね)。

 時折、沿道で煌々とするのは、コンビニの看板、不思議な名前のラブホテルのネオン、そして、復興関連作業員の方のために建てられた「○○ホテル」と名付けられた宿泊施設の窓明かりです。ホテルと言っても作りは実に簡素で、中にはプレハブに近いものもありました。

 運転中、何度か眠りに落ちそうになり、病院からお借りしている車の窓を全開にしました。東北に住むのは初めてですが、さすがに2月の夜の空気は冷たい。あっという間に震えるほどの寒さになりました。

 「これで事故を起こしたらアホだよな」

 そう考えるも、再び「そうか。ワンオペだから事故も起こせない」という現実に引き戻されます。こうして眠気と戦いながら、無事に家に到着しました。

 部屋も寒かったのですぐにエアコンをつけ、コタツに入りました。このコタツも病院が準備してくれたものです。テレビをつけ、ぼんやり見ていると、自分の顔が突然、映し出されました。なんという衝撃。こんな経験は、一生に一度にしたいものです。

テレビを付けたらいきなり自分の顔

 こうして始まった、初めての東北、初めての福島、そして、初めての院長生活。長くなりましたので、続きはまた次回に書きます。それでは皆様、お元気で。