沖縄は「世界5大ブルーゾーン」のうちの1つ

 さらに地域について言えば、サルディーニャ島(イタリア)、イカリア島(ギリシャ)、沖縄(日本)が、世界5大ブルーゾーン(健康で長生きする人が数多く集まる地域)の中の3つを占める。これらの地域には、90歳、100歳以上の長寿者が集中している。

 米国の調査機関「ジェロントロジー・リサーチ・グループ」によると、現在、全世界で300~450人いる、110歳以上のスーパーセンテナリアンのうち、公式文書でそれが証明できるのはその約10%だという。それはさておき長寿化は確実に進んでおり、住民登録や戸籍管理の質も向上していることから、“証明書付きセンテナリアン”はどんどん増えている。

代表的スーパーセンテナリアンは、東洋人女性

 さてここで、110歳以上のスーパーセンテナリアンに焦点をあててみよう。どんな人たちなのか? どういった特徴があるのか? 110歳以上のスーパーセンテナリアンの人数(300~450人)は、100歳以上のセンテナリアンの人数(約120万人)と比べると、恐ろしいほど格段に人数が少なくなる。

 現時点で、確かな資料で証明ずみのスーパーセンテナリアン43人を抽出すると、その中の42人は女性である。長寿化の推進者は女性であり、「年齢ピラミッド」を上がっていくにつれ女性の割合が圧倒的に高くなる。これら43人のうち21人は東洋人。そのほか白人17人、ヒスパニック系3人、黒人2人である。

 つまり、代表的スーパーセンテナリアン像は、東洋人女性である。そして出生場所別にみると、東洋人のうち日本人が多くを占める。

 どういった要素が長寿につながるのかは現在、研究の途上で特定するのは難しいが、遺伝的要素、文化、住環境、食生活といった複数の要素がからみあっている。

長生きの傾向は遺伝する

 その中で「遺伝的要素」はひときわ強いとされる。「長生きの傾向は遺伝する」というのは確からしい。例えば122歳まで生きたジャンヌ・カルマンさんのお父さんは93歳、お母さんは86歳まで生きた。その時代の平均からすると、抜きん出た数字である。