具体的なプロジェクトの下にフリーのプロたちがチームを形成し、ハイテクを駆使して協働するという新しい形の労働形態が増加していく

新しい産業革命が職場を変える

 世界経済フォーラムが「職場の将来 2016/第4次産業革命のための雇用と労働のアビリティーとストラテジー」というリポートを出した。

 このタイトルが示し、このフォーラムの創始者クラウス・シュワブが指摘するように、我々は今まで経験したことのない新しい産業革命(蒸気機関車、電気、コンピューターの次に来る「第4次産業革命」)に突入しつつある。職場は劇的に変化する。

 この革命の原動力は「人工知能」と「ハイコネクティビティー」(人やものやインターネットとのつながりが活発化する接続社会)である。地域によって差はあるものの、労働界に与える影響は計り知れない。

 またこの技術革新と並行して、社会そのものが変わりつつあることは確かだ。

 例えばアジア諸国で多数の中間層が出現し、すでに労働市場の一部を形成している。一方、ヨーロッパ諸国の多くでは少子高齢化問題に直面し、これを反映して介護や医療サービス産業で成長が見られている。

 このレポートが指摘する新しい傾向とは、技術のイノベーションの恩恵によって仕事の仕方に変化が起こっているということだ。