Q高校一年生の娘のことで相談です。文化系の部活動と勉強との両立ができず、クラスで最下位の成績を取りました。赤点も6科目あります。部活動の拘束時間が長いとはいえ驚きの結果です。また、記憶力が驚くほど悪く、例えば20ほどの漢字や英単語を一晩かけても覚えきらず、翌日の小テストで半分も正解しません。高校は非常に高いレベルの学校ではありませんがそこそこのレベルですし、ハリー・ポッターの魔法ならよく覚えていますから、アホではないと信じたいです。こんな娘に島地さんからアドバイスをいただきたいと思います。
(50歳・男性)
シマジ:クラスで最下位の成績か。いいじゃないか。何事も中途半端より、突き抜けたほういい。40人のクラスで15番目なんていうより、一番ビリの方が大物になる予感がする。
ミツハシ:他人事ですから「大物の予感がする」なんて言えるんですよ。相談者からしてみたら、かなり心配なんじゃないですか。何しろ赤点が6科目ということですからね。
シマジ:高校の教科というのはどれくらいあるんだ?
ミツハシ:さあ、いまの高校がどうなっているのか見当もつきません。文科省のホームページでちょっと調べてみましょう。
「国語」「地理歴史」「公民」「数学」「理科」「保健体育」「芸術」「外国語」「家庭」「情報」とありますね。それぞれが細かい科目に分かれているようですが、ある学年で履修するのは10科目をちょっと上回るくらいのようです。体育とか芸術なんかを除いた、いわゆる座学系は7、8科目というところでしょうか。
シマジ:それで6科目赤点ということは、あらかた赤点だな。天晴れなものだ。
ミツハシ:シマジさん、面白がっていますね。
興味のないことは覚えられない……とても人間らしい
シマジ:ハリー・ポッターの魔法ならよく覚えているが、漢字や英単語は覚えられないというのが可愛いじゃないか。関心のあるものは覚えられるが、興味のないことは覚えられない。とても人間らしいと思うぞ。
ところで、ハリー・ポッターの魔法というのは、そんなに数があるものなのか?
ミツハシ:私も不案内なもので。これもウィキペディアで調べてみましょう……。うわぁ、何ですかこれは。ものすごい数です。
Powered by リゾーム?