シマジさんの元気の源を教えてください

Qいつも愉しく拝読させていただいています。島地先生はタフで優しい。元気の源を知りたい。どのように食べ、どのように眠り、どのように排泄(だ)しているのか。不規則だった編集者生活のツケはないのか。また、社会人になったばかりの頃、多少は、不安定な時期(ホメオターシスの揺らぎ)が、あったかと思います。いわば“全身編集長の前夜、episodeゼロ”についても、お聞きしたいです。そして、どんな過程を経て、“人たらしの煙紳士”、“メンズ館の怪人”、“淫聖”となっていったのか。その時、その時、島地先生は、何を感じ、何を考えていたのか。こんな時代にロマンある浪費を主張する元気、“シマジミクス”を断固支持します。

(39歳・男性)

ミツハシ:みなさま明けましておめでとうございます。

シマジ:今年も、「乗り移り人生相談」を毎週読んで、愉しい一年を送ってくれ。

 さて今年最初の相談は新年らしく、元気の秘訣を訊く39歳男性を取り上げよう。「元気は人生の正義である」。これは俺が作った格言で、元気以上の正義はこの世にないと思っている。元気なればこそ、今日も1日愉しく生きられる。仕事に打ち込むことができ、人を愛することができる。新しいことに興味を持つにも、困難なことに立ち向かうにも、人に優しくするにも、体と心が元気でなければならない。そして俺はいますこぶる元気だ。

ミツハシ:私の目には、年々元気を増しているように映ります。何か特別なことを始めましたか?

シマジ:始めたと言えば始めたね。まずはミツハシが定期的に送ってくれる国産のマカだ。あれはいいな。俺の中の男が元気になる。

ミツハシ:お役に立ててうれしいのですが、目利き問屋の国産マカカプセルは1瓶に60錠入っていますから、本当は1瓶で2カ月もつはずなんです。シマジさんには2瓶ずつお送りしているのに、なぜ1カ月もすると「もうなくなった、早く次のを送れ」という電話がかかってくるのでしょう。誰かに転売して金儲けしているんじゃないでしょうね。

シマジ:ミツハシ、俺を誰だと思っている。そんなセコいマネをするわけがないだろ。単純な計算だよ。俺はあのマカカプセルを1日に4錠飲んでいる。だから1カ月で120錠、つまり2瓶分がきれいさっぱりなくなるんだ。

ミツハシ:えっ、1日4錠ですか。それは摂取し過ぎです。1錠で十分ですから。

シマジ:ふっ、ミツハシも甘いな。俺は去年の夏の「絶倫料理の夕べ」の席で、マカを栽培している大久保さんに、「あなたは1日何錠飲んでいるの?」と訊いたんだよ。大久保さんは「私の年齢ですから、頑張るために4錠ですね」と言って笑っていた。生産者が4錠飲んでいるんだから、俺が4錠飲んで悪いはずがない。

ミツハシ:でも毎日そんなに飲まなくても、ここぞというときだけでよくないですか。

シマジ:ミツハシ、俺を誰だと思っている。ここぞという状況は毎日のように訪れる。少なくともその可能性の中に生きている男だ。

ミツハシ:正月早々言いますね。

シマジ:まあ、あれは化学的な薬品ではなく、自然の食物だから4つくらい飲んだところで何の問題もない。

ミツハシ:別に健康面での問題はありませんが、あのマカは1瓶5000円しますからね。あまり浪費されない方がよろしいかと。

シマジ:ミツハシ、本当に俺を誰だと思っているんだ。息をするだけでカネのかかる男だぞ。1本2000~3000円のシガーを1日に5本とその間にパイプを喫っていて、いまさら1錠100円未満のマカカプセルを節約してどうする。