期待しているのは、日本のリソースを海外に売ることですか、それとも海外のリソースを日本で使うことですか。

秋好:両方です。日本の企業にとって海外のリソースを使えるところもあると思います。この前シンガポールに行ったら、ウェブが盛んでRubyのエンジニアが足りていなくて、日本のエンジニアでもいいから発注したいという需要や、あと日本のクリエーターのあの素晴らしいデザインで発注したいという声もありました。ジャパンブランドはまだ健在で、それを輸出することもできると思います。

地方と世界を結びたい

そういうクリエイティブな側面でのジャパンブランドの輸出ができるようになると面白いですよね。

秋好:だからある日本の地方のデザイナーが、実はヨーロッパの仕事をしていますとか、タイのクライアントのポスターを作っていますとか、そういうケースが起り得るわけです。

ランサーズの秋好社長(右)とトーマツ ベンチャーサポートの斎藤事業統括部長
ランサーズの秋好社長(右)とトーマツ ベンチャーサポートの斎藤事業統括部長

斎藤:今まで両者をつなぐラインがありませんでした。

秋好:地方と世界をつなぐ役割をランサーズがやっていくんですね。我々は働き方を革命しているわけですけど、世界を変える方法としてはeコマースの世界などを見ていて、楽天などはまさに地方商店街がエンパワーメントされて全国展開したり、仙台の時計屋さんがヨーロッパ向けに販売するとかそういうことが可能になっている。そういったクロスボーダーがこれから仕事の請負の面においても起こるんだろうとなと見ています。

ランサーズは仕事の楽天、仕事のアマゾンになる、ということですね。楽しみです。

(構成:藤野太一)

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