経済・株式市場に望ましいのは与党勝利

 経済や株式市場にとって望ましいのは与党勝利です。安倍政権には5年間の実績がありますが、希望の党は寄り合い所帯で経済政策もこれからです。可能性はきわめて低いと思いますが、もし今回の衆院選で希望の党が過半数を獲得をした場合、経済政策は(他の政策も)大混乱は免れないでしょう。

 安倍氏は今回の選挙で厳しい状況に立たされていますが、森友・加計学園問題などで指摘された奢りなどが理由です。経済や株式市場だけを考えるのであれば、与党勝利→安倍続投がベスト・シナリオでしょう。もし希望の党が政権をとるのであれば、今回でなく、党としての体制を整えた上で、次回以降の衆院選で政権を奪取することが望ましいと思われます。

 最後に選挙と株式市場の見通しです。選挙については、与党は議席を大きく減らすものの、過半数は維持するというのが比較的可能性が高いシナリオと見ています。その場合、安倍氏は即時退陣か、あるいは党内の求心力を失い、次期総裁選で再選を阻まれることになると思います。

 この場合、株式市場は与党の議席大幅減を嫌気していったん下落するものの景気や企業業績の改善が続くと想定していることから早期に下げ止まり、上昇基調に復帰すると予想しています。
 ただし、今回の選挙は本当にふたを開けてみないとわからないと思われるため、色々なシナリオを想定しておくべきでしょう。