希望の党の敵は時間

希望の党にとっても厳しい選挙に(写真:つのだよしお/アフロ)

 もっとも希望の党にとっても大変厳しい選挙です。民進党から候補者を受け入れることにより、候補者や資金・地方組織などの問題が緩和されることになりましたが、それでもさまざまな問題が残っています。1番の問題は時間です。

 小池氏は希望の党からの出馬を希望する民進党からの候補者を、全員受け入れるのでなく、選別すると明言していますが、これでは候補者決定までに時間がかることになります。

 また有権者に希望の党の名を浸透させることや候補者が党を移ったことなどを周知することにも時間が必要ですし、公約作りもまだまだです。希望の党の戦いは時間との戦いでもあります。

 また選挙直前に民進党の議員や候補者が大挙して希望の党に移ることや小池氏が都知事として実績を挙げたわけではないのに党首として国政選挙の先頭に立つことに対する批判は私の周りにもあります。

 このように、この選挙は希望の党にとっても楽観できるものではありません。結果はふたを開けてみるまで分からないと思います。

 政策はほとんど争点にならないと見ています。原発や消費税率の引き上げなど両者の政策に異なる部分はありますが、それよりも政権選択の選挙としてどちらの党(あるいは党首)を選ぶかの勝負でしょう。公約について強いて言うならば、自民党の方の公約の方がきちんとしている分だけ評価できるという程度です。