
『東京直下72h TOUR』はそなエリア東京の目玉施設だ。一人ひとりに貸し出されるタブレットを手に、スタッフに従いながら被災地の疑似体験をする。事前の予約は不要(30人以上の団体は要予約)で、料金もかからないから安心だ。

配られたタブレットを操りながらガイドの解説に耳を傾ける渡辺実氏。ツアーの最中、タブレットには各ポイントで72時間を生き延びるためのクイズが出題され、最終的に生き残りの可能性が点数として表示される。
大きくカテゴライズすれば体験アトラクションなのだが、遊びの要素はあまりない。災害に真摯に向き合った体験施設といえる。
東京都下のとある駅ビル。季節は12月。時間は午後6時前後。体験者は10階のシネマステーションで映画を鑑賞し、帰宅するという設定だ。

エレベーターに乗り込み、1階のボタンを押す。「ようこそ、このエレベーターは1階までまいります」のアナウンス。その直後、首都直下の大地震が発生する。
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