開けづらい袋も問題なし!

2017年10月24日

「2枚の十円玉を使って開けにくい袋などを簡単に開ける方法です。2枚の十円玉で袋の開け口を摘むようにします。そしてハサミで切るような要領で交差させます」(村田氏)

小さな力で気持ちいいくらいに切れるのだ。 

「この方法なら、子供やお年寄りでも袋を簡単に開けられます」(村田氏)

 こうした人気ツイートを体感しているうちに、“防災の鬼”渡辺実氏が語り出した。

「思いもかけなかった警視庁の柔らかいセンスのおかげで、現在70万人近くのフォロワーが存在する警備部災害対策課のツイッターですが、万が一首都直下地震のような災害が発災した場合、このツイッターの運用はどのようになるのですか」(渡辺氏)

「警視庁の持っている確かな情報源をもとに、例えば国道◯◯線は現在通行止めで閉鎖されているとか、◯◯橋は開通した、などの生の情報を発信していくことになると思います。そうしたツイートがリツイートされてより広く拡散するために、現在こうした“やわらかいツイート”を通してフォロワーを増やしているという面も大きいわけです」(山下氏)

「それもいいのですが、例えば首都圏で大規模災害が発災したら、東京都の災害対策本部が立ち上がり、全体を仕切ることになります。実際には東京都庁に本部が設置され、ここに警視庁や消防庁はもちろん区市町村の情報が集約されます。

 ところがですね、この災害対策本部には我々都民に対して直接、リアルタイムに情報を発信するシステムがないんです。もちろん東京都の『総合防災部』はツイッターのアカウントを持っていて、フォロワーも200万人近くいます。ところが日々のツイートは『出初式をやります』とか『防災ふれあいコンサートをやります』といったお知らせがほとんど。それも大切ですよ。でもこちらから積極的に見てみたいという面白みに欠けるわけです。

 一方、警視庁警備部災害対策課のフォロワーは日々のツイートを楽しみにしている。毎日のようにツイートを見ている人が多い。だったらこのアカウントを東京都災害対策本部の正式アカウントにしたほうが情報の伝達はスピーディだと思うのですが、いかがでしょう」(渡辺氏)

「うちが東京都全体の看板を背負うのはやはり難しいと思います。ただ、東京都総合防災部のツイートをリツイートすることはできます。そうしたかたちで情報の伝達を促進することは可能ですね」(山下氏)

「なにはともあれ、警視庁警備部災害対策課の試みは素晴らしいと思います。これからも有意義な情報発信を続けてください。一つだけ注文です。情報のクオリティには十分に注意してください。防災情報は人の生命がかかっていますので。期待しています」(渡辺氏)