パラパラマンガの遊び心も

『UCDA』『CUD』の認証をとっている

 より多くの人により伝わりやすく。『東京防災』のテーマでもある。そのために配色やデザインにはかなり気を使っている。

 ページをめくると分かるのだが、目に飛び込んでくるイラストや文字が印象的で分かりやすい。『東京防災』は専門機関の審査を受けており、紙面の「伝わりやすさ」のお墨付きである『UCDAマーク(ユニバーサルコミュニケーション協会)』と『UCDマーク(カラーユニバーサルデザイン機構)』を取得しているのだ。

マスコット「防サイくん」のパラパラマンガが見られる

 『東京防災』のマスコット、防サイくん。黄色いヘルメット被った3歳児のサイである。

 『東京防災』の右ページの右下をよく見てみよう。この防サイくんがいるのだ。

防サイくんがパラパラマンガで動きます
防サイくんがパラパラマンガで動きます

 実はこれ、パラパラマンガなのである。地震が起きた際に防サイくんが机の下に隠れたり、消火器を使って火事を消し止めたりする様子を見ることができるわけだ。こうした「遊び心」も『東京防災』の魅力の1つなのである。

A4版の東京防災には読み上げ機能がついている

通常のB6版(左)と比較するとA4版はかなり大きい
通常のB6版(左)と比較するとA4版はかなり大きい
アプリ「Uni-Voice」を使用すれば音声で読み上げてくれる
アプリ「Uni-Voice」を使用すれば音声で読み上げてくれる
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 すべての人に分かりやすく防災知識を伝えることが『東京防災』の目指すところだ。そのために目の不自由な方にも使いやすいように、通常のB6版の『東京防災』よりも一回り大きく、文字が見やすいA4版も発行している(発行部数は3万部)。

 弱視の人でも読みやすいレイアウトとなっているのだが、さらに工夫がある。スマートホンやタブレット向けに提供されている「Uni-Voice」というアプリをダウンロード。これを使って各ページに付与されたQRコードを読み込むと、内容を音声で読み上げてくれるのである。

 コードが印刷された場所にはページに切り込みが入れられており、目の不自由な方でも簡単に探せるように配慮されているのだ。

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