昇進するための条件を明示

 1つ目が仕事の中身の面白さで外国人社員を引きつける方法だ。その代表例が無人機の開発のエンルートラボ(埼玉県ふじみ野市、伊豆智幸社長)だ。モロッコやスペインなど6カ国の技術者が日本で働き、オーストラリアの開発拠点と分担して開発に取り組むグローバルカンパニーだ。エンルートラボにはAI(人工知能)や画像認識技術などの専門家が世界から集まる。工場内ではドローンが飛び、実験を繰り返している。

 なぜエンルートラボにわざわざ外国人技術者が集まるのか。それは「世界でここでしかできない面白い仕事がある」(伊豆社長)からだ。

 同社には「橋桁の下を安全に点検したい」「楽な姿勢で収穫がしたい」といった課題を抱える企業からの依頼が舞い込む。それに対し、ドローンをはじめとした無人機を活用し解決策を考える。現場には外国人エンジニアも出向く。日本人社員が通訳しながらサポートし現場の課題点を吸い上げる。「海外で優秀なエンジニアが現場へ行くことはない。彼らには新鮮で楽しい職場とみられるようだ」(伊豆社長)。こうした仕事内容の面白さで優秀な外国人技術者を引き寄せている。

エンルートラボは仕事の面白さで外国人社員をひきつける(写真:北山宏一)
エンルートラボは仕事の面白さで外国人社員をひきつける(写真:北山宏一)

次ページ 大げさに褒める