7月12日にビール大手5社が発表した2017年1~6月のビール系飲料の課税済み出荷数量は、前年同期比1.3%減の1億9025万ケース(1ケースは大瓶20本換算)だった。上期としては5年連続の減少で、ビールとビールより安い発泡酒、新ジャンルと呼ばれる最も割安な第三のビールの3分野全てが初めて前年実績を下回ったことが注目された。この陰で、第三のビールのシェア首位がキリンビールからアサヒビールに交代していた。

 「クリアアサヒを中心にプライムリッチも好調に推移し、上期では初めて新ジャンルで1位を取れた。年間でも1位を取れるよう、引き続き頑張りたい」。アサヒグループホールディングスの濱田賢司取締役は喜びを語った。アサヒは01年に「スーパードライ」でビールのシェアトップの座を奪い取ったが、発泡酒と第三のビールの2分野では後塵を拝していた。それが1~6月の第三のビールのシェアでは、アサヒが前年比1.6ポイント増の30.9%のシェアを獲得。キリンは1.4%減の29.4%に落ち込んだ。