一つ目は、死角がなくなることだ。運転経験があるなら、レーンチェンジや左折右折の時、死角にクルマや歩行者が入ってひやっとしたことがあるだろう。

 コンチネンタルの試作車では、これまでサイドミラーが付いていた位置に、左右2つずつ計4つのカメラを設置。後部のアンテナフィンに内蔵されたカメラを含めると、5つの後方確認用カメラが付いている。これで死角をなくす。

両サイドに付けられたコンチネンタル製のカメラ

有機ELモニターで後方を確認

 モニターは車内に3つある。両サイドと、通常カーナビが入る位置だ。試作車のため、暫定的に3つ付いているが、コンチネンタルの開発担当者は、「ドライバーの視野に常に入るセンターモニターと左側のモニター(ドイツは左ハンドルのため。日本では右側)の2つのモニターで見る形式になっていくのではないか」と話す。

 モニターはTFT液晶のタイプだったが、コンチネンタルは既に車載用有機ELモニターも開発済み。「どんな形状にも変えられる有機ELはデザイン面でも魅力的だ」(開発担当者)。

 同社は有機ELモニターを2018年にも量産する見込みで、ミラーレス車が市販されるころには、有機ELで後方を確認することになるだろう。

車内の3つのモニター。試作車のため、3つ全てに後方を表示したり、2つに集約したりといった映し方をテストすることできる