(写真=ロイター/アフロ)

 三菱自動車は燃費不正問題を受けて、停止していた軽自動車の生産ラインを7月4日に再稼働した。弁護士による外部調査や日産自動車との資本提携に向けたデューデリジェンスは続いているものの、不正問題は一応の決着となった。

 しかし、不正の根源がどこにあるのかはまだ闇の中だ。

 三菱自動車は25年前から、法規とは異なる方法で燃費データを計っていたことが判明している。中尾龍吾副社長は「どうして不正が起きたかヒアリングしたが、既に会社にいない人が多い。どういった理由があったか明確に出来ていない」と記者会見で釈明した。

 同社関係者は「恥ずかしい話だが、社内風土に問題があったとしか今は言えない」とも話す。

 同様に不正な計測方法を採用していたスズキも「風通しのいい組織にしないといけない」(鈴木修会長)と反省の弁を述べ、社内風土を不正の重要な背景として説明している。便利な逃げ口上のように使われがちな言葉ではあるが、両社の社内風土を検証する価値はありそうだ。

 そこで元・現役社員による会社評価の口コミサイト「ヴォーカーズ」で、三菱自動車とスズキの評価を調べてみた。

ワースト1位、2位の評価点

 下の表1は7月8日までの口コミ評価をサイト独自の手法で集計したものだ。総合評価で両社はワースト1位、2位。各項目別で見ても、鈴木会長が指摘した「風通し」はもとより、ほぼ全ての項目で2社がワースト3に入っている。

自動車8社 評価比較

 逆にほぼ全ての項目でトップに立っているのがトヨタ自動車。同社と三菱自動車、スズキの項目別の差を見てみると、特に「待遇面の満足度」で開きがあることが分かる。