
実は、こうしたビジネスモデルは、テックラボパークに入居した時点では固まっていなかった。西垣雄太CEO(最高経営責任者)は「3つぐらいのアイデアは温めていたが、全部今のビジネスとは異なったもの。コミュニティの中で様々な人と議論を重ねたりアドバイスをもらったりする中で、自分の発想を育てることができた」と振り返る。
開かれた場で意欲やアイデアを持った起業家らが自由に意見を戦わせ、新たなビジネスモデルを生み出していくのはまさにスタートアップ業界の魅力。その意味で、SnSnapのようなスタートアップが次々に登場する環境を整え、運用していくことは、数々の有力サービスを世に送り出してきたリクルート自体にとっても刺激となる。
アプローチの仕方は違えど、スタートアップと交わり協業する中で得られる価値や意義は同様だ。こうした動きが渋谷でさらに広がれば、スタートアップの隆盛の中でビットバレーがさらに輝きを増す道が開けてくる。
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