劇中では、未来のフォークリフトのような役割を果たす装着型ロボットとして登場。黄色に塗装されたパワーローダーは映画の前半で、宇宙船にコンテナやミサイルなど重い荷物を載せるために使われる描写がある。操作には免許も必要という設定だ。

 もう30年も前に公開された映画なのでネタバレを前提に記述してしまうが、このパワーローダーは映画の終盤で極めて重要な役割を果たす。パワーローダーを装着したヒロインが、宇宙船の中でエイリアン・クイーンと最後の死闘を繰り広げるからだ。

 女優シガニー・ウィーバーが演じるエレン・リプリーがパワーローダーを着込み、巨大でグロテスクなエイリアン・クイーンと殴り合い、最後はエイリアンを宇宙空間へ葬り去るクライマックスは圧巻。それにしても、30年前の架空の物語で描かれエイリアンと戦ったロボットに似た機械が、日本の奈良で実際に開発されていることに改めて驚く。

 しかもその名称が、エイリアン2に出てきたロボットと同じ「パワーローダー」とは。少なからず、エイリアン2からインスピレーションを得て、開発されていることは間違いない。

 なぜ奈良でパワーローダーが作られているのか。まさか、エイリアンとの来たるべき闘いに備えるためではあるまい。アクティブリンクの藤本弘道社長に、開発の真意を聞いた。

パワーローダーの右側に立っているのが、アクティブリンクの藤本弘道社長(写真:菅野勝男、以下同)