6人の男女はどこで誰と戦っている??

 ゆるスポーツだけではない。ユニークな競技は他にもある。

 約10m四方のコートで、6人の男女がゴーグルを付けながら所狭しと動き回っていた。手を振ったり突き出したりする独特の動作は、これまでのスポーツには見られなかったものだ。

 ただし、一見、誰と何と争っているか分からない。下の写真を見てほしい。彼らはどんな競技を戦っているのだろうか…?

HADOの競技の様子。何の競技かさっぱり分からない(写真:吉成 大輔)

 答えは下の画像。ベンチャー企業、meleapが開発した新競技「HADO」。AR(拡張現実)技術とスポーツを組み合わせた。専用ゴーグルとリストバンド型デバイスを装着すると、ゴーグル越しに“フィールド”が現れる。手を振ればAR空間に衝撃波が発射され、下から手を振り上げるとバリアーが現れる。クリスタルのような相手のゴールを破壊すれば勝利だ。

ゴーグルを通して見た様子。AR空間で競技が行われている

 既にハウステンボスでアトラクションとして採用され人気を博し、現在はゴーグルやリストバンドの市販化を検討中だ。同社の福田浩士CEOは「グローバルで競技人口100万人を目指す。プロリーグも立ち上げたい」と意気込む。

 テクノロジーによって、「超人の力」を手に入れる――。HADOは「超人スポーツ」と呼ばれる競技の一種だ。

 他にも、現代版チャリオット(馬車レース)の「キャリオット」は、馬ではなくタイヤを付けた移動ロボットを操縦し、順位を競う競技。「バブルジャンパー」は、足に跳躍力を飛躍的に増すことのできる器具を付け、透明な球体に入って相撲をとる競技で、それぞれ体験会などで人気を呼んでいる。

移動ロボットを操縦する「キャリオット」(写真:陶山 勉)
跳躍力を増す器具を付けて相撲を取る「バブルジャンパー」(写真:陶山 勉)