勝手に「ついに来た!」と思っている。

 小林製薬が4月に「ナイトミン 鼻呼吸テープ」という商品を発売する。
 これは睡眠時に口に貼るテープだ。口を閉じた状態でテープを貼って固定し、鼻呼吸を促すことで、喉の乾きやいびきを防ぐ効果が期待できるという。通常はテスト販売で売れ行きを確かめるが、今回は商機を逃さないためにテスト販売を経ずに一気に全国で発売する。

 小林製薬の冷却剤や消炎鎮痛剤などの商品は中国人の間で人気で、「神薬」だともてはやされている。マーケティングに定評のある同社が発売するので、鼻呼吸テープも国内外で注目を集める可能性がある。開発担当の岩沢佳尚氏は「次の神薬にしたい」と意気込む。

小林製薬の「ナイトミン 鼻呼吸テープ」。安眠をアピールしている

 ついに来た!と思ったのは、記者が8年前から我流で、同様のテープを使用してきたからだ。8年前に扁桃腺を何度も腫らし、医師から「もう一度扁桃腺を腫らしたら切除した方がいい」と警告されていたことがきっかけになった。

 鼻炎がちで、口呼吸によって就寝中に喉を傷めていることを自覚していた。当初はマスクを付けて寝ていたが、就寝中に外れてしまう。そしてたどり着いたのが、口にテープを貼ることだった。はじめは違和感があり眠りにくかったが、すぐに気にならなくなった。

 就寝中に鼻呼吸テープをつけるようになってから、喉の痛みが悪化せず、扁桃腺が腫れることが少なくなった。自身の経験としては大きな効果があり、今ではほぼ毎日、口にテープを貼って寝ている。特に3月、4月のスギ花粉症のシーズンは鼻炎が悪化して口呼吸になってしまうので、このテープが欠かせない。鼻炎の時でも鼻呼吸テープを貼ると不思議と鼻呼吸ができる。

 小林製薬の調査によると、「口・喉の乾燥イガイガ」がある日本人は約2500万人、「いびき」は約2000万人いるという。さらに「就寝中の口呼吸の自覚者」は約3000万人いると見積もっている。こうした人たちが鼻呼吸テープのターゲットユーザーになると想定している。

 ちなみに記者がテープに使っているのは絆創膏だ。程よい通気性と弾力性がある。ただ粘着力があるため、皮膚が荒れている時は、唇の周りを痛めやすい。

 小林製薬のテープはシリコン系の粘着剤を使っており、皮膚を引っ張らずに痛めにくい特徴があるという。