いろいろなタイプのますますくん。岐阜県の山奥出身です

 世界経済への不安が高まる昨今。来たるべきリベンジの時を見据え、ひたすら牙を研ぐ一人の男(?)がいる。日本郵政グループの元祖ゆるキャラ「ますますくん」だ。2005年、日本郵政公社(現・日本郵政グループ)が投資信託販売を始めるのに際し、マスコットキャラクターとして誕生した。つぶらな瞳と、すらりと伸びた手足が特徴だ。現在はゆうちょ銀行に所属し、投信販売を象徴するゆるキャラとなっている。

 当時、郵政公社は新たな収益源として、他社が組成した投信の販売に力を入れており、ますますくんも各地のイベントに引っ張りだこだった。だが、開始当初は順調だった郵便局での投信販売も、2008年のリーマンショックで急減速。その象徴だったますますくんは「戦犯」として表舞台から姿を消した。詳細は2015年7月27日の日経ビジネスオンライン「悲劇のゆるキャラ、『ますますくん』の復権なるか?」を読んでほしい。

 ますますくんが姿を消してから10年近く。このまま日の目を見ることなく一生を終えるかと思われていたが、再びスポットライトが当たろうとしている。ゆうちょ銀が日本郵便、三井住友信託銀行、野村ホールディングスと共同で資産運用会社「JP投信」を立ち上げ、2月22日からオリジナルの投信を全国の郵便局やゆうちょ銀の直営店、計約1500カ所で販売するのだ。

 ますますくんが再び表舞台に立つ。記者はこの日を待ち望んでいた。苦渋の時期を耐えてきたますますくんも奮い立ったに違いない。