旅行業にも乗り出す

 「もう1つは旅行業です。これは昨年始めて、例えば北海道から萩への100人を超すツアーを企画しました。私たちの漁業の取り組みを見てもらうためです。萩で観光というと、吉田松陰とか幕末の志士ゆかりの地巡り、がまず思い浮かびますよね。でもそのツアーでは、有名な観光地はついでに見て頂いた、という形です」

 質の高い魚や真珠を他の地域に売り込むだけでなく、旅行ツアーを企画して生産地にも人を呼び込む。特産品と人の交流を活発にして、両面から地域の活性化につなげようとしている。

 坪内氏が社長を務めるGHIBLIという社名は、アニメ制作会社の「スタジオジブリ」と同じで、アフリカのサハラ砂漠に吹く熱風の名に由来する。名前の通り萩の大島、そして日本の各地から、地方創生の熱風を起こそうとしている坪内氏の動向に今後も目が離せない。