詳しい手順や使い勝手などはぜひ中記者の記事をお読みいただきたいが、筆者が実際に使ってみて感じた新しい価値は、納期の単位が短くなることで早く商品を手にできるばかりか、「待ち時間」を有効に使えるようになる点だ。

 もちろんこれまでも、2時間単位で配達時間を設定することはできた。筆者の場合、夜の時間帯、例えば19~21時といった時間帯を設定することが多い。ところが、頑張って仕事を切り上げて19時に帰宅したとしても、21時近くまで配達の担当者が来ないといったことが頻繁に起こる。そのたびに、「なんだ。なら、もっと仕事してきても良かったのに」と思ってしまうのだ。2時間をムダに過ごしてしまった気になり、歯がゆくなる。

「単位」が変わると「世界観」も変わる

 プライム ナウの場合、発注してから30分~1時間で商品が自宅に届けられる。しかも、スマホの専用サイトで配達車両の位置がリアルタイムで分かるようになっているため、オンタイムに近い時間に自宅に戻ることができる。1時間配達は有料だが、プライム ナウには2時間配達サービスもあり、こちらは無料。2時間便でも配達車両の位置が分かるので、ある程度は帰宅時間を調整することができる。

 余談になるが、配達車両の位置を追っていると、いろいろなことが分かって面白い。1時間便の場合は1件の配達先に直行するのに対して、2時間便は4~5件を回っているようだ(これを考えれば、1時間便が有料なのもうなずける)。

 筆者が2時間便を使用した時は、配達車両は自宅を通り越して隣町まで行き、数件回った後、注文から1時間45分後に担当者が到着した。スマホで配達車両が自宅を通り越したのを確認できたので、隣町に行っている間は家事など別の作業をこなすことができた。

 
配達には小回りの利く軽自動車やバイクが使われていた
配達には小回りの利く軽自動車やバイクが使われていた

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