特別検事と国会が捜査に参加

 朴槿恵大統領の支持率は11月25日時点で4%(韓国ギャロップ調査)と史上最低値を更新した。29日の朴大統領の3回目の談話に対する評価はとても厳しいものであるたため、支持率が反騰するのは難しいだろう。談話を発表したにもかかわらず、朴大統領にとってはさらに苦しい時間が待っている。12月からは、朴大統領とチェ・スンシル一家を対象にした「特別検事」による捜査が予定通り始まる。

 特別検事とは、捜査が公正に行われていないと見られる時に、与野党が合意して始動する制度。特別検事の捜査対象や捜査範囲には制限がない。野党が2人の候補を提示し、その中から大統領が1人を選定して特別検事に任命する。制度上は特別検事を大統領が任命することになっているが、今回は大統領を捜査する特別検事なので、朴大統領が特別検事を任命することに野党は反対している。一方、野党が提示する特別検事候補は2人とも政治的に中立でないとして、朴大統領が任命を拒否する可能性もある。

 11月30日からは国政調査も始まる。国政調査は憲法で認められた国会の権限で、国政に関わる特定事件に関して国会が調査する。検察の捜査と違うのは、国民の目線で証人に質問をし、疑惑について詳しく調べ公開することにある。検察の捜査は結果だけ公表されるが、国政調査はテレビやインターネットサイトで生中継される。

 チェ・スンシル本人とその一家を証人として国会に呼び、議員らが調査することが決まった。ただし、朴大統領を証人とすることを巡っては与野党が対立している。野党が国会に呼ぶべきと主張するのに対して、与党は大統領を証人にはできないと反論している。