4月13日、国会議員を選ぶ第20回総選挙が韓国全土で行われた。地域選挙で253人、政党選挙(比例)で47人、合わせて300人の国会議員を選ぶ。投票率は58%で、2012年に行われた第19回総選挙(54.2%)より3.8%ポイント増加した。選挙管理委員会は、事前投票日を設けたことが投票率増加に貢献したと分析した。

 選挙の結果は、与党の「セヌリ党」が122人、野党の「共に民主党」が123人、「国民の党」が38人、「正義党」が6人。国民の党は、この2月に誕生した新しい野党である。このほかに、セヌリ党や共に民主党から脱党した無所属候補が11人当選した。今回選ばれた国会議員の任期は2016年5月30日から2020年5月29日までの4年である。

 セヌリ党の議席は146から122に減少、共に民主党は102から123に増加した。野党の当選者が与党を上回ったのは2000年の総選挙以来16年ぶりのこと。また国民の党が加わったことで、韓国の国会は20年ぶりに3党体制になった。

 議席数の半分を占める都市部で、共に民主党がセヌリ党を上回った。セヌリ党の「票畑」と言われるソウル市江南、朴大統領の地元である大邱市、セヌリ党支持者が多い釜山市――いずれでも、共に民主党候補が多く当選した。済州道では、3つある選挙区のすべてで共に民主党候補が当選した。無所属当選者の中からセヌリ党に入党する議員が出ても、セヌリ党の惨敗は変わらない。

セヌリ党が惨敗

 韓国では、今回の総選挙はセヌリ党の惨敗と言われている。選挙翌日、4月14日の韓国メディアの見出しは以下の通りである。

朝鮮日報 「セヌリ党惨敗、共に民主党歓呼、国民の党に突風」
東亜日報 「怒りの民心、選挙の女王を審判した」(「選挙の女王」は朴槿恵大統領のニックネーム)
中央日報 「セヌリ党を審判した」
韓国日報 「与党惨敗、国民は怖かった」
キョンヒャン新聞 「朴槿恵政権が審判される」
世界日報 「審判された与党、与小野大政局再編」
聯合ニュース 「民心離れたセヌリ、第1党の座も譲る。16年ぶりの与小野大」
ニュース1 「就職難、住宅難に絶望した20~30世代、与党を審判した」