ハゲとブス
こんな感じで「男の卑劣さ」をあげつらうと、かつての豊田真由子元議員やら、最近は熊本県の女性議員やらの罵声が取り沙汰される。
これらは討論会の時によく、「女性は男性をセクハラだパワハラだと責めるけど、女性だって、やってるじゃないか!」という反撃の例として出てくる。
「ハゲ―!」と怒鳴る。ハラスメントだ、と。
確かに、わざわざ怒鳴り上げる必要はないだろう。
ならば、男が安易に発する「ブス!」だってやめてほしい。
「姉ちゃん。お茶しない?」を断るなり、背後から来る言葉は決まってこうだった。
「お前みたなブス、誰が誘うか、ブス、ブス、鏡見ろ、ブス」
ここで注釈だが、「ブス」の時の発声はフォルテシモだ。際立たせて言う、ブス。私も過去、何度か、見知らぬ男から道でその言葉を吐かれたことがある。
オーディションを受けた時には、落ちた理由が、「お尻の形が俺の好みじゃない」というのもあった。
これが私の現実だ。